備忘録

ただのにっきのようだ。

「天気の子」を観てきました。

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これは観る前に食べたくら寿司ハンバーガー。
結構美味しくてコメントに困った。


***


グランドシネマサンシャインで天気の子を観てきました。

初めて行く劇場だったけど、内装がきれいでびっくりした。まだ新築の香りがする。きらきらしてる。すごい。(語彙)
12階からみる池袋の夜景が思ったよりきらきらしててなんかいいなって思った。
雰囲気の良いラウンジ感にびっくりして写真は撮りそびれた。

チケット取った時に上映時間がやけに長いのが気になったけどIMAX?劇場?オリジナルショートムービーがついてた。
見るからに酔いそうな映像だったから半分くらい目瞑ってたけどあまりに長いし興味ないしやっぱり酔ったわ。
品質は悪くないけどそういうのちょっとどうかと思う…。


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新海さんの作品は「君の名は。」しか見たことなかったけど、天気の子自体はなんかもう思ったより数倍良かった。
話題作は話題作故に勝手に変なハードルあげすぎて勝手に幻滅することが多い(だからネタバレとか見たくない)んだけどこれはそういうことがあんまりなくて、良い意味で想像通りで気持ちよく観てられた。


見てきた直後のツイート。あまりに語彙がない。


以下ネタバレありかも。




学生時代はやっぱりちょっと生きづらいよなあとか、陽菜可愛いなあとかそういうのも色々あったけど、見てる私も大人になった分、須賀さんの理屈も、帆高と陽菜の言い分も理解できるようになったなあと思って、そういうところにちょっとしみじみしてしまった。
10年前に見てたら、大人の理屈か子供の言い分のどちらかには憤っていたんじゃないかなと思う。
そういうところ、30年ちょっと生きてきた甲斐があったなという気がする。


それから、

ほんと凪先輩マジ先輩。
初登場は「えっそんな小学生いる?」って思ったけど、その印象より断然姉思いの良い子でよかった。
作中一番イケメンだったと思う。
少年のすらっとした脚っていいよね。


一番よかったなって思うところはやっぱりクライマックスで。
ひなが代償になったことを知らずに晴れ間を喜ぶ群衆と、天気を代償に二人を選ぶひなとほだかって構図、めっっっっちゃ好きなんですよね。
それと絡んで、陽菜に真実を隠さなかった夏美の判断も良かったなって思う。
「選択した結果どうなるか」をちゃんと知った上での選択っていうのが言い訳も何もできなくて最高にエモい。
少年少女の世界すら賭けた選択には、(相応の代償をもって)応えてほしいなというのが私が創作の世界に望む姿なんですよね。
再会したとき二人とも後悔が吹き飛んでたのとっても青春で良かった。
この先も頑張って生きていってほしい。


あ、あと、凪先輩の彼女とか、投げ捨てた銃の行方とか、そういう序盤の要素が終盤に影響を与えるのとっても好きです!


「天気の子」は個人的にはハッピーエンドだったと思います。
ただ、「君の名は。」と世界が地続きぽかったから、「あの世界の先で東京は沈むのか~」って気持ちはちょっと禁じ得ないところがある。

映像も音楽も綺麗でよかった。もう一回くらい観たい気持ち。
今度は関係ないショートムービーがついてないところで。